ゲノム編集
最近よく耳にしません?
新聞やテレビでちょくちょくあげられています。
理系の方なら理解出来る内容でも文系の僕にとってはさっぱり\(^o^)/
興味がない分野で最初はスルーしようかな~と思っていました。
夕方のニュースで
筋肉マッチョ魚(ง’ω’)ง を作り出す事が出来る!
と知って魚が大好きな僕は早速調べてみる事に。
ゲノム編集とは
特殊な酵素などを使い、DNAの狙った箇所を切れる技術。遺伝子を壊したり、切った部分に別の遺伝子を加えたりできる。
引用元:コトバンク
簡潔に言うと遺伝子を操作する事によって人の手で自在に変化させる事です。
通常の真鯛に比べてゲノム編集を施した肉厚真鯛は1.2倍の量の刺身が取れると報道。
左:ゲノム編集肉厚真鯛 右:通常の真鯛
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引用元:京都大学様
左が通常の真鯛、右がゲノム編集肉厚真鯛
![]()
引用元:京都大学様
2枚の写真はゲノム編集について研究をされてる京都大学様からお借りしました。
どちらの写真も明らかに通常の真鯛とは異なる肉厚!
ゲノム編集は一般の遺伝子組み換えとは異なり、他の生物の遺伝子と掛け合わせたりせずに遺伝子が元々持つゲノムと呼ばれる情報部分を操作する事によって、今までに存在しなかった新機能を備え付ける遺伝子操作の事。
今回の肉厚真鯛も本来の成長を抑止する遺伝子を切り取る事によって誕生した真鯛です。
よって大抵の方が思われている遺伝子を掛け合わせて作り出した真鯛とは異なります。
つまり・・・
ゲノム編集は安全審査が不要
全部が全部そうではないみたいですが、一般の外部から遺伝子を導入する等の組み換えとは違うので基本は審査不要との事。
最初から備わっている特徴を伸ばしたり、なくしたりする
これがゲノム編集の最大の特徴という事といえますね。
果物や野菜に例えると・・・より甘くしたり、より健康に良い成分を増やす、毒素を持つ遺伝子を削除する等々・・・。
食べて大丈夫?(不安)
特に問題は無く早ければ2019年の夏以降には販売予定との事です。
ボクも最初は人の手で人工的に変化させた魚に対して不安はありました。
個人的に釣りが好きでしたので、割と魚を見る機会がありましたから。
筋肉ムキムキのマダイを最初に見た時はそりゃ~抵抗がありましたよ(-_-;)
今後はパッケージへのゲノム編集済の義務付け等も消費者庁が議論していく予定です。
安全性への懸念から長期的な検証をしてから導入すべきとの声もあり、海外では国々によってゲノム編集について部分的に規制があるとの事。
まだまだどこの国も完全に安全性への懸念が解消できてないみたいですね。
思う事
これまでの品種改良技術では30年かけていた時間がゲノム編集を利用する事によって4年ですむそうです。
ようは・・・
非常に短い時間のコストですむ。
これが最大のメリットでしょう。
・コストの削減
・コスパが良い(上記の鯛で例えると1.2倍の量の刺身がとれる点)
・消費者に早く提供できる
この3点だけでもゲノム編集は我々消費者にとって今後非常に期待が持てる技術と言えます。
人間の手で生物や食物の形態を変える。
時代も平成から令和に年号が変わり、今後更に想像もした事がない技術が台頭してくるかもしれません。
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